リノベーション経験15年のエコフィールドが、長年にわたり性能向上リノベーションに取り組む理由。
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性能向上リノベーションするならエコフィールドで!!
皆様こんにちは☆
先日のブログ、こちら は読んでいただけましたか?
大型リフォームと性能向上リノベーションとの違いについて詳しくご説明いたしました。
大型リフォームよりも、性能向上リノベーションの方が、
家の内側まで手を加えるので、工期も金額も多くかかるとお伝えしました。
ではなぜ?エコフィールドが「新築だけではなく、リノベーションを行うのか?」
その理由を今回は書いていきたいと思います。
エコフィールドとリノベーションとの出会い
15年前に初めてのリノベーション実績
新築だけではなく、リノベーションも得意とするエコフィールド。
エコフィールドは、なんと!リノベーションを15年前から手掛けております。
最先端だったといえるほど、早く取り組んでいたのではないでしょうか?
15年の経験値は、なかなか他社様には真似できないのではないと思います!
15年前、リノベーションという言葉も日本には浸透していなかったですよね。
そのなか、エコフィールドの会長は
お客様からお預かりした「中古住宅を蘇らせて販売しよう!」と思ったそうです。
まだまだ使える住宅だから、蘇らせて住んで欲しいと思ったそうです。
現代から考えるとアナログな手法ですが、地震発生機で既存宅の耐震性を計測。
耐震補強計画を設計し、実際に解体を始めてみると、、、
壁の中を見てみると、想像以上にひどい状況でした。。
ベテラン大工さんの判断で、あれよあれよと予定をはるかに超える解体工事で、
骨組みだけのスケルトン状態に。。。(笑)
※もちろんベテランさんなので、壊してはいけないところは理解しています!!
そこから、耐震補強、断熱施工、木工事、、、、と工事が進み完成へ。
完成後も地震発生機で耐震性を計測し、性能を向上したことを証明したうえで、
「買いたい!」と手を挙げていただいたお客様にお引渡しすることが出来ました。
会長も想像を超えた大がかりな工事になったようですが(笑)
エコフィールドとリノベーションの出会いは、15年前のこんな素敵な思い出から始まりました。
「活かせるものは活かす。」
「中古住宅の価値をどう考えるか。」
家を造っている者の、家への愛情とも受け取れますね。
このリノベーションとの出会いも、会長が創業当時から思い続けている、社名にも含む【エコ】という言葉へのこだわりです。
ですが、なぜ手間も費用もかかるリノベーションをなぜ行うの?と思いませんか?
壊して、新しく作った方が早いし簡単なのでは?
その通り。確かに、リノベーションは特殊ノウハウや経験値がとても重要で、建て替えの方が断然簡単なのです。
ですが、この考え方は、日本特有の物ともいえるそうです。
では、他国の考え方も含めてみていきましょう。
中古住宅の価値をどう考えるか
他国では住宅に手を加え続け、最終的には高い価値の資産となる
アメリカでは、住宅購入後に建物の補修やバリューアップのリフォームをして、
売却する際に資産価値が落ちないように、あるいは高めるように努力するのが一般的です。
中古流通市場においても、そうした手入れの状況も含めた建物の価値が認められ、価格に反映しています。
中古住宅に対する買い手の認識も日米では全く違うようです。
アメリカでは、新築よりも中古の方がリスクが小さいとみられています。
新しい開発地の新築住宅は、建物の不具合の有無や周囲にどのような住民が住むかわからず、
植栽など街並みも未成熟なため、リスクが大きいと判断されるのです。
築年数が50年超の木造住宅が売買されることも珍しくありません。
古い家を買っても、将来より高く売れる可能性があるため、住宅購入が個人の資産形成になると考えられています。
取り壊された住宅が平均で何年使われたか調べたところ、
なんと!アメリカで 67 年、イギリスは 81 年でしたが、日本はたった 27 年だったそうです。
スクラップ&ビルドは簡単
スクラップ&ビルドという言葉はご存じですか?
「壊して、また建てる」
そうです、建て替えですね。
英語をそのまま翻訳した、和製英語のようです。
日本では建物が古くなると取り壊して建て替える「スクラップ&ビルド」の慣習が長い間続いてきました。
エコフィールドが15年前に初のリノベーションを手掛けた時、まだまだこの根付いた慣習の真っただ中でした。
当時は、見学会をおこなっても、興味を持つ方はほとんどいなかったそうです。
日本では、建物の築後経過年数が古くなると、建物そのものの経済的価値は認められなくなります。
最終的には「古家付き土地」として扱われるのです。
これは財務省令で、木造住宅の耐用年数を 22年と定めていることが大きく影響したと言われています。
戦後復興期や高度成長期に建った住宅の多くは性能が低く、
「築20年で無価値」でもバブル崩壊までは宅地価格の上昇でカバーされたため、問題になりませんでした。
でもその後、建物の質や耐久性が大幅に向上しているのに、評価方法は変わらず、
資産価値が築年数に応じて一律に下落する状況が続いています。
つまり日本では建物はいずれ無価値になるという前提に立つから、メンテナンスはしない、
だから実際に価値が下がるという悪循環に陥っているのです。
簡単なスクラップ&ビルドが及ぼす悪影響
みなさまも想像できるかと思いますが、建て替えする際には大量の建築廃棄物が生じます。
また、廃棄物の処理や埋め立て地の必要性があり、
新しい建設にも資源やエネルギーが必要であり、
これは、私たちが思う以上に環境への負担が大きいものです。
こうした悪影響を及ぼすスクラップ&ビルドの風潮に対して、
日本でも中古住宅の資産価値を再評価しようという動きがここ数年ようやく出てきました。
そのひとつが、エコフィールドが取り組んできた「性能向上リノベーション事業」です。
スクラップ&ビルドの時代から、今あるものをどう活用するか?の時代へ突入
使える建物も壊して新しいものを造る「スクラップ&ビルド」の時代ではなくなり、
「今あるものをどう活用するか」という考え方が昨今は主流になってきています。
15年前に手掛けたリノベーションの流行がやっと来たわけですね。
その今の時代の目標となったのが「SDGs」
このSDGsの目標が、エコフィールドが長年リノベーションをしてきた理由、家づくりへの考え方に直結するものが多くあるのです。
それでは具体的にお伝えしていきます!
SDGs 持続可能でよりよい世界を目指す国際目標の誕生
外務省HPより↓
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、
2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
とあります。
「Sustainable Development Goals」と言い、略してSDGsと呼ばれています。
エコフィールドが取り組めるSDGsとは?
SDGsは、もう皆さまお馴染みかと思います。
皆様の中には、お勤めの企業でSDGsに積極的に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか?
私たち工務店のエコフィールドは、住宅などの建築を通したまちづくりやインフラ構築、
さらには省エネや環境保護などに取り組めると考えています。
そのため、事業や理念そのものがSDGsに当てはまっていると考えられるでしょう。
実際にSDGsの17目標のうち、建築業界に関連している項目はいくつもあります。
3:すべての人に健康と福祉を
6:安全な水とトイレを世界中に
7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
11:住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう
リノベーションだけではなく新築も同様に、企業として具体的にはこれらの問題に対応できると考えています。
リノベーションでは、活かせるものは活かす分、全て取り壊しするよりも廃棄物は格段に減らすことが出来、
さらに住宅の性能を向上させることにより、長きにわたり住み続けることが出来る。
築年数は変えることは出来ませんが、価値を再生し蘇らせることが出来ます。
築年数ではなく、いかに環境に悪影響を及ぼさずに快適な住宅へ蘇らせるかが大切なのです。
エコフィールドが性能向上リノベーションをしてきた理由と直結する目標は、具体的には以下の通りです。
性能向上リノベーションで行う具体的なSDGsへの取り組み
空き家の利用で社会問題への対策 【11:住み続けられるまちづくりを】
「空き家問題」
今ではよく耳にする社会問題となっている空き家問題。
【2023年5月に書いたブログですが、ご興味がある方はこちらもどうぞ。】
↓
空き家が増え続けており、大きな社会問題となっています。
更にこの先も増えていく予想がされ、まだまだ住めるお家も、
人が住まなくなり手が加えられなくなると、どんどん朽ち果てていきます。
空き家は、空き家そのものや、近隣環境の問題だけではなく、地域社会にも大きな問題を引き起こす原因になります。
空き家が増えるという事は、その地域に住む人が減っているということです。
そうすると、その地域の活力が低下するだけでなく、道路や水道、電気といったインフラを維持することが難しくなってしまいます
街の繁栄や、快適に住むためのインフラの向上も阻むという事ですね。
空き家を活用して住み続けることが出来たり、新しい人が引っ越してくることにより、
SDGsの【11:住み続けられるまちづくりを】という目標達成に貢献することが出来ます。
空き家になるはずだったご実家を性能向上リノベーションして、快適に住み続けた実例もあります。
また、空き家の購入から性能向上リノベーションをおこなった実例もあります。
施工事例はこちらから
設計力:断熱性能の向上 【3:すべての人に健康と福祉を】【7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに】
中古住宅は、湿気や結露の影響と、
性能の低さから既存の断熱材をそのまま使用できないことが多く、
断熱施工を行い、住宅の断熱性能を大幅に向上させます。
今月11月にオープンした「性能向上リノベーションモデルハウス 【LasicuⅡ】」を例に、
変化したUA値の数値を見ていきましょう。
既存住宅のUA値は【2.24】でした。
UA値は数値が小さくなればなるほど断熱性が高いことを表します。
リノベーション後のUA値はなんと【0.46】!!
なんと断熱性能が4倍に向上しました。
年間6万円の光熱費削減が出来ると予測されています。
では、断熱性能を高めることにより、SDGsにどう影響があるのでしょうか?
断熱で環境保護に貢献できる
世界では地球温暖化が続いており、2100年までには現在よりも気温が4℃上昇するといわれています。
気温上昇が続くと北極の氷が溶けたり、野生動物の住まいが失われたりするでしょう。
家庭から出る二酸化炭素の多くは、電気から出ています。
また電気のなかでも消費量が最も多いのは、エアコンといわれております。
エアコンの使用頻度を減らせば、二酸化炭素の消費量の軽減が可能です。
皆様のお家では、各部屋のエアコンを稼働させることはありませんか?
エコフィールドのリノベーションでは、断熱材の再施工による断熱性能の向上と、
パッシブデザインによる自然の力を利用した設計で、年中快適なお家づくりが可能です。
電気をなるべく使用せず、最小限の稼働数でも快適な間取りづくりに取り組んでいます。
住宅自体の断熱性能を高めれば室内を快適な状態に保つことが出来るのです。
実際に、モデルハウス【LasicuⅡ】もこの冬、エアコン一台だけで、とても暖かい空間を実現することが出来ています。
断熱をすれば省エネルギー化ができるため、SDGsの【7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに】という目標達成に貢献することが出来ます。
断熱ですべての人の健康に貢献できる
断熱性能が高いお家は、人の健康にも直結するという統計あります。
室温が低い、または居室によって温度差がある。
これらは、ヒートショックのリスクだけではなく、病気の発症にも大きく影響していることがわかっています。
SDGsの【3:すべての人に健康と福祉を】という目標達成に貢献することが出来ます。
設計力:耐震性能の向上 【14:海の豊かさを守ろう 15:陸の豊かさも守ろう】
性能向上リノベーションは、建物の躯体(柱や梁などの主要な骨組みとなる木材)を活かします。
耐震強度が不足している建物は耐震補強することにより、
建て替えをせず建物の寿命を延ばすことができます。
モデルハウス【LasicuⅡ】を例に、耐震性能の数値向上を見てみましょう。
上部構造評点という指標で示すことが出来ます。
既存住宅は【0.57】という数値で、「地震が起きたら倒壊の可能性が高い」レベルの耐震性でした。
リノベーション後は【1.52】という数値まで向上し、最高等級の耐震等級3の「倒壊しない」と判定されるレベルまで向上することが出来ました。
耐震で環境保護に貢献できる
柱や梁も、シロアリや腐敗で使用できないもは入れ替えを行いますが、建て替えをするよりも多くの木材を再度活かしてあげることが出来ます。
建て替えと比べ工事工程が少なく資材の削減、工事車両の排気ガス削減にも繋がります。
資材を削減することにより伐採を減らすことができ、森林を守ることで豊かな海も守ることが出来、
SDGsの【14:海の豊かさを守ろう 15:陸の豊かさも守ろう】という目標達成に貢献することが出来ます。
使用する素材にこだわる 【12:つくる責任 13:気候変動に具体的な対策を】
次に使用するこだわりの素材についてです。
ここまででもかなりお腹いっぱいな情報量ですが、
もう少しだけお付き合いください。
エコフィールドでは、無機質なもの、自然素材を使用することに、こだわりと誇りを持っています。
無機質なものとは
一般的に、金属、岩石、鉱物、ガラスなど、生命活動がかかわっていない物質を指して使われる言葉です。
建築材では、コンクリート、モルタル、ステンレス、タイル、ガラスなどの素材が無機質な素材として使われています。
これらは素材としては年月が経っても劣化しにくいという特徴があります。
自然素材とは
エコフィールドが使用する自然素材は無害なものを選び、人にやさしい建材にこだわっています。
また、石油製品や化学接着剤などを可能な限り使わない家づくりにこだわり、
壁材はホタテの塗り壁、床材は無垢の床材やコルクやイ草など、
「身体に良くないものは使わない」をモットーにお客様に安心・安全な素材をご提供しています。
エコフィールドのこだわりの内壁材【ホタテの塗り壁】は
創業当初から使用しているこだわりのもの。
ホタテの塗り壁には驚きの効果があり、室内調湿効果により湿度コントロールをしてくれます。
また、消臭効果にも優れているので、生活臭とも無縁!!
部屋干しも快適で、湿気がこもることも激減することでエアコンの稼働率も下がり、電力削減にも効果大です。
創業当初から使用しているホタテ壁ですが、経年での汚れや剥がれといったご依頼は今までなく、
一度も全面張り替えや、塗替えをおこなったことがありません。
一般のビニールクロスでは、10年も経てば張り替えるために、既存クロスのゴミが出て環境問題に直結します。
このあたりも、長寿命の自然素材、無機質素材を使用することで環境保護に貢献が出来ます。
このリノベーションの際に、中古住宅を利用するだけではなく、
化学物質をなるべく使用しないことで、SDGsの【12:つくる責任 13:気候変動に具体的な対策を】の目標達成に貢献出来ます。
SDGsに直結するエコフィールドのこだわり
リノベーションだけではなく、家づくりをするにあたり、
エコフィールドのこだわりをお伝えしました。
どれも、長年こだわりをもっておこなってきたものばかりが、SDGsの目標と直結していたのです。
国際目標として掲げられたからこそ、尚更自分たちが取り組んできたことが環境問題への貢献に繋がっているんだと実感が出来、
自信と誇りを持つことが出来ました。
最後にもう一つの目標【17.パートナーシップで目標を達成しよう】
長いこのブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、もう一つ皆様と一緒に達成を目指したい目標があります。
性能向上リノベーションは、
「快適に性能向上させ、思い出をそのままに」
という大きな目的が大前提ですが、
この国際目標のSDGsへのエコフィールドへの想いに賛同いただき、
「一緒に目標達成したい」というお客様とのパートナーシップで、
共に目標達成への貢献が出来ることに大きな意味があると思っております。
ぜひ一緒に【17.パートナーシップで目標を達成しよう】という目標達成に取り組みませんか?
ぜひ、ご興味を持っていただいた方は、
お気軽にお問合せください。
お待ちしております☆
性能向上リノベーションモデルハウスLasicuⅡ 見学はこちら
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◇◆富士市で注文住宅・新築を建てるなら『エコフィールド』へ!◆◇
☆エコフィールドって?
”富士市で自然素材を使った家づくりをしている工務店です。”
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☆他社との違いは?
”『パッシブデザイン』を採用し、人と地球にやさしい家づくりをしています。”
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☆新築だけなの?
”新築一戸建てはもちろん、リフォームやリノベーションもできます。”
”建てた後も安心!イベントやワークショップも行うアクティブな工務店。”