奥深き相続税の世界…【相続セミナーを開催しました!in富士市中里エソラ】
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【富士・富士宮・三島・沼津で新築一戸建て木の家ならエコフィールド】
こんにちは!
静岡県富士市の工務店、エコフィールドの広報・強矢です。
先週の土曜日、エソラにて相続セミナーを開催しました。
毎回大好評の相続セミナー、今回のテーマは『相続税対策のコツ~令和5年度税制改正対応~』。
今のところ特に相続の予定はない私からしてもとても面白い内容だったので、今まさに相続に直面している人や、節税について学んでいる方にとっては、さらに興味深い内容だったのではないかと思います!
今回の講師はお客様係の岩崎でした。
岩崎は、日々お客様係として活躍する中でさまざまな相続・不動産に関する実例と直に接する機会も多く、加えてFPと相続診断士の資格も持っている頼れる営業マン。
わかりやすく丁寧に、相続税対策のコツをお話してくれました!
ここからは、わたしが聞いた本日のセミナーの内容をちょっとだけご紹介しようと思います。
~相続税対策 基本の5カ条~
相続ってなんだか難しくて、何からどう始めたら良いのかわからない…というお声を本当によく耳にします。
まずは、この5カ条を頭に入れて、相続税の基本を学びましょう!
【1. すぐ始めるべし!】
令和5年度の法改正により、『暦年贈与』のルールに変更がありました。
暦年贈与とは…暦年(1月1日から12月31日)ごとに贈与を行い、その贈与額が年間110万円以下であれば贈与税がかからない、という制度です。
一年間のうちに110万円より多くのお金を贈与してしまうと、その贈与税がかかります。
財産がいっぱいあって、可愛い娘に遺してあげたい…という場合、毎年110万円ずつであれば非課税で渡してあげることが可能で、それ以上については課税対象になるということですね。
ですが、注意が必要な点があります。
これまで(2023年12月31日まで)は、『被相続人が亡くなる3年前までの贈与は相続財産に加算され相続税の対象となる』、というルールがあったのですが、2024年1月からこちらに変更があり、3年前の部分が7年前へと変わりました。
つまり、より早く暦年贈与をスタートしたほうが、贈与した分が相続財産に加算される可能性が低くなります。
だからこそ、暦年贈与を考えている方はできるだけ早めに開始すべき、ということですね!
ちなみに、お孫さんへの贈与に関しては、この7年ルールは適用されません。
【2.優先順位を守るべし!】
相続対策の内容を大きく分けると、
①節税対策 ②納税対策 ③分割対策 の3つがあります。
この中で、どれから手を付けるのがベストかと言うと…『分割対策』がいちばんです!
親族間で揉めてしまったり、財産の整理ができていなかったりすると、不要な時間と労力がかかります。
どんなに納税や節税について自分の頭で考えていても、捕らぬ狸の皮算用になってしまうことも…。
相続人同士できちんと相談して、財産をどのように分けるかを早めに確認しておくのが最も重要です。
2番目に大切なのは、『納税対策』です。
ご両親から不動産を相続したのは良いものの、相続税を払うための現金がない!という事態を避けるために、事前に準備しておきましょう。
他の2つに加えて優先度が低いのは、『節税対策』です。
こちらは、『できたらやっておきたい』部類の作業ですから、分割対策・納税対策がクリアできたら取り組もう、という心持ちでOKです。
このように、相続対策と一括りに言っても内容は幅広く煩雑です。
いざというタイミングより前からコツコツと情報収集をするのが円満相続の近道です。
【3.二次相続を含めて考えるべし!】
ご夫婦のご主人がなくなった場合など、配偶者は1億6千万または法定相続分まで相続税がかかりません。
これを、相続税の配偶者控除と呼びます。
一次相続と二次相続、どの段階で誰にいくらを渡すかで、結果的に払う相続税の合計金額が大きく変わってきます。
事前に一時相続と二次相続のお金の流れを計算しておくと、不必要な出費を抑えることが可能です。
「うちの場合はどう?」と気になった方は、お気軽にご相談ください!
【4.リスクが少ない節税対策から始めるべし!】
一般的な節税対策として、おおまかに以下のようなものが挙げられます。
①
・墓、仏壇の購入
・小規模宅地特例
・生前贈与
・生命保険
②
・不良債権の処分
・養子縁組
・不動産購入(現金)
③
・グレーゾーンの節税
・アパート建築(借金)
この中でいくと、①のグループはリスクが少ないものの効果も小さく、③はリスクが大きく効果も大きい節税対策です。
アパート建築などを考えればわかりやすいのですが、効果の大きい節税対策は必然的にリスクも高くなります。
大きな節税対策になるとはいっても、かなりの金額をかけてアパートを建築したところで、10年程経てば入居者が入らなくなる可能性は大いにあります。
そうなれば、建築にかけたお金を回収することは難しくなります。
お金を節約したいがために不安を増幅させてしまっては、意味がありません。
節税対策は大きなリスクをとるよりも、小さなものを手堅く始めていくのが肝心です。
【5.家族仲良くすべし!】
相続後、申告期限(10ヵ月)以内に遺産分割協議がまとまらなかった場合、どんな問題が起こるかご存知でしょうか?
なんと、『相続税の配偶者控除』と『小規模宅地特例』が使えなくなってしまうんです!
これは一大事です!!
どちらも節税にとても有効な制度ですから、みすみすその機会を逃してしまうわけにはいきません。
親族間で醜い揉め事が起こらないようにするためにも、財産を遺す側は、遺言書で分割方法を指定しておくのがオススメです。
また、可能であれば普段から親族同士でコミュニケーションを取り合って、事前に『もしも…』の相続について話し合っておくのが大切です。
終わりに
以上でご紹介した内容は、今回のセミナーでお話した中のほんの触りの部分です。
セミナーではさらに盛りだくさんで、相続対策のお役立ち情報をお伝えしました!
次回の相続セミナーは4月1日(土)のエイプリルフールに開催です!
テーマは、
相続で嫌な思いをしないために…
問題事例から考える、円満相続のコツ~
講師はFPであり生命保険のプロフェッショナルでもある、㈱さくら 代表取締役 山本優子さんです!
完全無料、ご希望の方はセミナー後に予約制にて個別相談も承っております。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね♪
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