昭和40年代に建てた古い家を、その後増築した広い家に住んでいたAさんご夫婦。「子ども達も独立して夫婦ふたりで、実際に使っていたのは増築した部分だけ。古い家のほうは物置になっていましたが、わざわざ壊す必要もないし、どうしようかと思っていたところへ、息子夫婦から二世帯住宅の提案を持ちかけられました」。「いずれは家を建てようと思っていました。実家は私たち夫婦の通勤にも便利な場所にあり、せっかく建てるならこの土地を有効活用して、両親の家も新しく建て直したらどう?と」。たまたま、息子さんご夫婦が住んでいたアパートの近くに分譲地があり、そこでエコフィールドの家を建てていたことから、エコフィールドに興味を持ち、その後、現場見学会にも参加して、家づくりの依頼を決めたといいます。

「エコフィールドさんを含め、何社かに設計を依頼したところ、エコフィールドさんのプランが飛び抜けて良かったので、それで決まりです。二世帯というと、片方の世帯のスペースがメインでも、もう一方の世帯はコンパクトにまとめてしまうパターンが多いのですが、私たちはそういうのは望んでいなかった。両親の世帯も私たち世帯も、それぞれが独立して自分たちらしい暮らしができる家、というのが希望でした。エコフィールドさんは、その想いをしっかりと汲み取ってくれました。二世帯といっても、独立した家を二軒建てて、それを上手に一体化してもらったかんじです」と、息子さんは語ります。

外観は和風の落ち着いた一軒家のイメージで、各世帯は各々の玄関内でつながっていますが、それ以外はすべて別々です。息子さんご夫婦は和風の設えが好みで、リビングには大きな掘り炬燵を作りました。「これは私と妻の希望です。ソファよりも床で寛ぎたいよね、って。リビングの一部には、エコフィールドさんの提案で上がり畳のスペースを加えました。ここに座ると目線が変わって、空間にメリハリができました。深い軒も日本の家らしい風情が感じられて、とても気に入っています」。また共働きの奥様の希望で、着替え、衣類の洗濯、乾燥、収納をひとつのコーナーにまとめたのもこだわりのポイント。「設計の工夫で、毎日の家事を少しでも効率よくしたいと考えました。一ヶ所にまとめたのでだいぶ手間が減り、育児にもゆとりが生まれました」。

一方、親世帯のスペースはまったく雰囲気が異なります。リビング、ダイニングは大きな吹き抜け空間で、2階にはご主人の趣味コーナーとしてロフトを設けました。「せっかく新築するのだから、自分たちが楽しく暮らせる家、遊び心のある家にしようと思いました。エコフィールドさんは木の使い方が上手で、素材や板の張り方を変えて、あちこちにバリエーションをつけてくれたので、家で過ごす時間がとても楽しくなりました」。奥様も「家が新しくなったらキッチンに立つ時間が増えて、料理のレパートリーが増えました。夫はロフトの部分をどうアレンジしようかと、毎日いろいろ考えているようです」。また新居は高性能の断熱材を用いているため、冬の寒さや夏の暑さも以前の家より、ずっと軽減されたとのこと。「家が新しくなったら、暮らしの質が変わったというか。不要な物を片づけたり、インテリアへの関心も高くなりました。人生百年と言われるこれからの時代、新居のおかげで充実したセカンドライフが過ごせそうです」と、奥様はにっこり。

エコフィールドとの出会いについては、近所の分譲地で、実際の工事の様子をじっくり眺められたのが幸運だったと息子さんは語ります。「現場を見ていれば、建物の状態はもちろん、社員の方や職人さんの様子もわかります。エコフィールドのみなさんは、気さくで親切な方ばかりで、どの方も私たちの話を親身に聞いて下さいました。だからこの工務店なら任せても大丈夫だと思えたんです」。またエコフィールドの勉強熱心な姿勢も、家づくりの信頼につながったと言います。「工法や素材について常に研究されていて、より良い家を造りたいという気持ちが、私たちにも伝わってきました。特に社長の前向きな姿勢に惹かれました。これからもエコフィールドさんとのおつきあいが続くので、いい刺激をもらいたいと思っています」。親世帯と子世帯、それぞれが主役になれる家を手に入れたAさんご一家。ご家族の誰もが終始笑顔でインタビューに答えて下さったのが、家づくりの満足度を物語っているようでした。

取材・文 Runaword 増渕礼子