【長持ちする家の秘密】壁の中の守護神「透湿防水シート」とは?
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【静岡県東部エリアで自然素材のエコな家づくりをするなら、富士市で創業30年の工務店『エコフィールド』】
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こんにちは!😊
エコフィールドお客様係の佐野です!🏠🌿
家づくりでチェックすべき最大級のポイント
家づくりをご検討中の皆さま、モデルハウスや見学会に行かれた際、どこを一番注目してご覧になりますか?
広々としたリビングの吹き抜け、使い勝手の良いアイランドキッチン、お洒落な塗り壁の外観……。
目に見える部分はワクワクしますし、もちろん家づくりの醍醐味です✨
しかし、私たちエコフィールドがとっても重要視しているのは、完成してしまうと二度と見えなくなってしまう「壁の中」!
実は、それが「家の寿命そのものを決める」ポイントにさえなると考えています。
日本の住宅の平均寿命は、欧米に比べて短いと言われているのですが、その原因の多くは、見えない壁の中で起こるトラブルに起因しているのです。
今回は、エコフィールドが掲げる「パッシブロングコンセプト」の根幹に関わる、壁の中の極めて重要な部材「透湿防水シート」について、徹底解説していきます!
少しマニアックな内容になりますが、これを読んでいただければ、なぜ私たちが「見えない部分」にこれほどまでにコストと手間をかけるのか、その理由がお分かりいただけるはずです💡✨

日本の家を蝕む「目に見えない敵」の正体
家を構造的に長持ちさせるためには、何が必要でしょうか?
耐震等級3の頑丈な柱?
もちろん必要です💪
しかし、どんなに強い木材も、ある条件が揃うと急激に弱ってしまいます。
それはズバリ、「湿気」による「腐朽(腐り)」。
木造住宅にとって、水は大敵です。
屋根や窓からの雨漏りは論外ですが、実はもっと恐ろしいのが「壁の中で発生する結露(壁内結露)」です。
冬場、暖房で暖められた室内の空気にはたくさんの水蒸気が含まれています。
この湿気が壁の中に入り込み、冷たい外気に触れて壁の中で水滴になると、断熱材をカビさせ、柱や土台を腐らせ、最悪の場合はシロアリを呼び寄せてしまいます。🐜🚫

家を長持ちさせるためには、以下の2つの矛盾する課題をクリアしなければなりません。
- 外からの雨水は、一滴たりとも入れない(防水)☔🚫
- 室内や壁の中で発生した湿気は、スムーズに外に逃がす(透湿)🌬️✨
「水を防いで、湿気は通す」。この魔法のような役割を担っているのが、今回の主役である「透湿防水シート」なのです。
「透湿防水シート」とは何か? その科学的な仕組み

建築業界では、この透湿防水シートのことを、「メンブレン(Membrane)」と呼ぶことがあります。
単なる「シート(覆うもの)」ではなく、特定の機能を持った「高機能な膜」であるという意味です。
では、なぜ「水は通さないのに、湿気は通す」ことができるのでしょうか?
水蒸気と雨粒の「サイズ差」を利用する
この仕組みを理解するには、ミクロの世界をイメージする必要があります。
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水滴(雨粒)の大きさ: 約1000〜3000マイクロメートル
-
湿気(水蒸気)の大きさ: 約0.0004マイクロメートル

なんと、雨粒と水蒸気では、大きさに数百万倍もの差があるのです!😲
透湿防水シートには、目に見えない無数の微細な孔(あな)が開いています。
この孔の大きさは、「水蒸気は楽々と通り抜けられるが、雨粒などの液体は巨大すぎて通れない」という絶妙なサイズに設計されています。
イメージしやすい例で言えば、高性能な登山用ウェア(ゴアテックスなど)と同じ原理です。
外からの激しい雨風は防ぎつつ、体から出る汗(蒸気)は外に逃がして蒸れを防ぐ。
あれと同じ「呼吸する皮膚」が、家全体を包み込んでいると考えてください。
これにより、構造材は常に乾燥した健康な状態を保つことができるのです。
シートなら何でもいい? 実は「ピンキリ」の世界⚠️
「透湿防水シートなら、どれを使っても同じでしょ?」
そう思われるかもしれませんが、実はここには雲泥の差があります。
壁の中に隠れてしまうため、一般の方には分かりにくい部分ですが、製品によって性能や耐久性が大きく異なるのです。
劣化リスクのある安価なシート
一般的な安価なシートの多くは、「フィルム(膜)」と「不織布(補強材)」を接着剤で貼り合わせた多層構造になっています。
これらは施工時は問題ありませんが、長年の熱や湿気の影響で接着剤が劣化し、フィルムが剥がれてしまう(層間剥離)リスクがあります。
また、素材自体が加水分解を起こし、ボロボロに崩れてしまうケースも報告されています。
もし壁の中でシートが破れてしまったら……外壁をすべて剥がさない限り、補修は不可能です。
だからこそ、新築時に「劣化しない本物」を使っておく必要があるのです。
そこでエコフィールドでは、標準仕様として米国デュポン社の「タイベック®シルバー」を採用しています。

(エコフィールド新築のタイベックシルバー)
富士市の工務店『エコフィールド』の標準「タイベック®シルバー」の凄さ
エコフィールドが標準仕様として採用している「タイベック®シルバー」は、米国デュポン社が開発したこのシートは、世界中で実績のある信頼性の高い製品です。
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高い耐久性: 独自の極細繊維構造により、経年劣化に非常に強い。💪
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遮熱機能: アルミを蒸着させることで赤外線を反射し、夏場の壁体内の温度上昇を抑える。☀️➡︎🛡️

私たちは、この製品が持つバランスの良さと実績を評価し、お客様の家を守るための「標準」として設定しています。
しかし、これが唯一の正解というわけではありません。建築の世界は常に進化しており、さらに尖った性能を持つ製品も登場しています。
常に最新技術を学ぶ。「ウェザーメイトプラス」
「標準仕様が決まっているから、それで終わり」ではありません。
エコフィールドでは、常に新しい建材や技術情報の収集を行っています。
先日、社内で行った技術勉強会のテーマは、「ウェザーメイトプラス(WeatherMate Plus)」

という、さらに特殊な機能を持ったメンブレンについてでした。
これは、タイベックとはまた異なるアプローチで開発された、非常に高性能な透湿防水シートです。
勉強会で共有された、このシートの驚くべき特徴を少しだけご紹介します。🔍
1. 「気密性」が桁違いに高い⚡
一般的な透湿防水シートは、湿気を通すために「空気」も多少通してしまいます。
しかし、このウェザーメイトプラスは、「湿気は通すが、空気はほとんど通さない」という特性を持っています。
2. 「防蟻剤」に負けない強さ🐜🛡️
シロアリ駆除に使われる薬剤(防蟻剤)が付着しても、防水性能が低下しない強力な耐性を持っています。将来のメンテナンスを考えた際、非常に重要な安心材料です。

私たちが勉強を続ける理由
「今の標準仕様(タイベックシルバー)で十分高性能なのに、なぜ他の製品も勉強するの?」
そう思われるかもしれません。
しかし、立地条件やお客様のご要望、あるいは予算の配分によっては、標準以外の選択肢が最適解になる場合もあります。
また、建材メーカー各社が競い合って技術革新を進める中で、私たちプロが知識をアップデートし続けなければ、本当の意味で「良い家」は提案できません。
「あればいいだけ」ではなく、「なぜその部材を使うのか?」 「その部材の弱点は何か、どう補うか?」
これらを深く理解していることが、工務店としての責任だと考えています。🤝
エコフィールドが大切にする「パッシブロングコンセプト」
私たちのホームページでも掲げている「パッシブロングコンセプト」🌿
これは、太陽や風といった自然のエネルギーを上手に利用する「パッシブデザイン」と、世代を超えて住み継げる「ロングライフ(長寿命)」な構造を組み合わせた、エコフィールドの家づくりの哲学です。
今回ご紹介した透湿防水シートの話は、派手さはありません。
キッチンやお風呂のように、毎日使って便利さを実感できるものでもありません。
しかし、これらは「家の寿命」に直結する部分です。
どんなに素敵なデザインの家でも、壁の中が結露で腐ってしまっては、長く住み続けることはできません。
見えない部分にこそ、コストと知恵をかける。
それが、結果としてお客様の資産価値を守り、数十年後の安心に繋がると私たちは信じています。⭐✨
百聞は一見に如かず。「建築中の現場」をご覧ください
ここまで専門的なお話をしましたが、やはり実物を見ていただくのが一番です。
エコフィールドでは、完成見学会だけでなく、「構造見学会」や「建築中の現場のご案内」を積極的に行っています📢
完成してからは絶対に見ることができない、壁の中。
そこには、銀色に輝く「タイベック®シルバー」が、家全体を包み込むように施工されているはずです。
「透湿防水シートってこれのことか!」
「通気層の空気の通り道はここにあるんですね」
ぜひ、現場で実物を指差しながらご確認ください👈
私たちがなぜここまで熱く語るのか、その理由を肌で感じていただけると思います🔥
見えない部分にこそ宿る、職人の魂とエコフィールドのこだわり。
皆様の家づくりが、数十年先も「建ててよかった」と思えるものになりますように日々努力して参ります。
「ウィザーメイトプラス」を採用したお家をご覧いただけます♪
熱劣化や紫外線劣化しにくい透湿・気密・防水シート「ウィザーメイトプラス」の他、夏型の壁体内結露対策として、可変シート(防湿・気密・透湿)メンブレンを採用しています。
👇詳細・ご予約は画像をクリックしてください。
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◇◆富士市で注文住宅・新築を建てるなら『エコフィールド』へ!◆◇
☆エコフィールドって?
”富士市で自然素材を使った家づくりをしている工務店です。”
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☆他社との違いは?
”『パッシブデザイン』を採用し、人と地球にやさしい家づくりをしています。”
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☆新築だけなの?
”新築一戸建てはもちろん、リフォームやリノベーションもできます。”
”建てた後も安心!イベントやワークショップも行うアクティブな工務店。”
