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ずっと暖かい家をつくるコツ。富士市でも寒い時期は寒いです。

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【富士・富士宮・三島・沼津で新築一戸建て木の家ならエコフィールド】

こんにちは。
エコフィールドの広報担当佐野です。
今日のお話は「断熱」についてのお話です。

私たちがいるここ静岡県富士市は、
夏は暑すぎず、冬は他県に比べて比較的温暖なため、
一般的には「暮らしやすい」地域として結構他県民から認識されているようです。
そして冬は雪がめったに降りませんし、積もりません。
(富士市の隣の市、富士宮市や御殿場市などは雪がかなり積もったりはしますが)
ですので、
ちょっと粉雪のような雪が降った程度で大はしゃぎする富士市民です。(笑)
(とはいうものの、夏は暑いですし、冬は寒いですし、1月6日は雪が降りました…)
静岡県の地形は、
大まかに言うと北に南アルプスや富士山などの3,000m級の高い山が連なっています。
南には総延長500キロという長い沿岸線が延びています。
こうした高低差のある地形の変化が、多様な気候を生み出しているようです。
また、少し余談ですが、
静岡県で雪が降らないのは、気温が暖かい県だからというわけではなく、
北側に山が連なり、そこで日本海側からの水蒸気がガードされて
北からの湿気が届かないので、雪が降らないという場所なんだそうです。
「雪が降る場所=寒い」というわけではないんですね。

余談が長くなりましたが、
自分の家をつくる時には、
暑い夏でも寒い冬でも快適に過ごすことができる家をつくりたいと思いますよね。私は富士市に住んでいますが、
夏は暑くて冬は激寒な家に住んでいますので、
電気代や灯油代がかなりかかってしまっています。
部屋を仕切る扉を開けたら極寒というように、場所ごとで気温がかなり違うので、
いつかヒートショックを起こしてしまうのではないかと心配しています。

家をつくるときは、
家中どこにいても暖かさを感じられる家を建てたいものです。

「リビングは暖かいけど、廊下に出た時寒い」
「入浴前の脱衣所が寒い」
「朝のキッチンでは足元が特に冷える」といったことに
悩まされない家づくりを心掛けていきましょう。

快適な室温を保った断熱性能の高い暖かい家は、
健康寿命を延ばすといわれています。
心身の不調や病気のリスクを減らすといった点においても、
暖かい家は重要な役割を果たします。
暖かい場所に居るとなんだか心も体もぽかぽかと心地よくなって気持ちも落ち着きますよね。
気持ちがリラックスし、ポジティブな気持ちになると、
血行もよくなり、冷え性やうつ病なども改善されるのではないかなと個人的には思っています。

今回は寒い地域でも暖かく過ごせる、家づくりのポイントを4つご紹介します。

  1. 「気密の高い家にすること」
  2. 「断熱の高い家にすること」
  3. 「換気の良い家にすること」
  4. 「快適な間取りにすること」

これら4つについて解説していきます。

①「気密の高い家にすること」
まず「高気密」という言葉を知っていますか?
ハウスメーカーが「高気密の家」と宣伝されているのを見かけたことはありますでしょうか。
高気密住宅とは、
すき間を防湿シートや断熱材、気密テープなどで埋めることで、
可能な限りすき間を減らし気密性を高めた家のことをいいます。
簡単に説明しますと、
真冬の寒い外で、ファスナーを開けた状態でアウターを着るのと、
ファスナーを閉めた状態でアウターを着るのとでは、
閉めた状態の方が断然暖かく感じますよね。
これを家に置き換えると、
家の壁の中に、断熱材や気密シートをしっかりと埋めている家と
壁の中がすっからかんの隙間だらけの家とでは、
前者の家の方が暖かく感じられます。
これが気密の高い家ということです。

高気密の度合いを示す値としては「C値」が用いられますが、
これは「どれくらい家にすき間があるのか」を示した数値のことです。

気密性を配慮していない一般の住宅ではC値が9~10c㎡程度といわれ、
次世代省エネルギー基準では5c㎡以下であれば高気密と認定されます。
C値が低ければ低いほど、すき間が少ない家であり、高気密な家といえます。
反対に気密性が低い家はすき間だらけの家ということになるのです。
家にすき間が多く存在すると、
外と家の中の空気が自由に行き来するので、
せっかく暖めた、あるいた冷やした空気が外気と入れ替わってしまいます。
その結果、
冬は寒く夏は暑い状態となり、
結露やカビの発生に悩まされることにもなってしまうのです。

夏は涼しく、冬は暖かい家をつくるコツとして、
まずはこの「気密」の高い家にするということを気にしてみましょう。

②「断熱の高い家にすること」
次は「断熱」についてです。
断熱とは、
それは字のごとく「熱」を「断」つ、という意味です。
熱を断つというのを家の何で断つのかと言いますと、
「窓」と「断熱材」で熱を断ちます。

かつての住宅は、建売(分譲)住宅でも、注文住宅でも、あまり断熱化がなされていませんでした。
ということは、
窓は今のように断熱性能の高い樹脂窓ではなく、
熱を通しやすいアルミの窓でしたし、
断熱材も最悪の場合入ってないということもありました。
熱が遮断されていないので、外が寒いと、家のなかも寒いということになります。
なので、
冬場などは、部屋を暖房でガンガン暖めなければならないです。
風呂場に行けば、凍えるような寒さです。
俗に言う「ヒートショック」が起こり、
お年を召された方は脳溢血などを引き起こし、ひどい方は亡くなられるケースもあります。
夏場は、外が暑いので、部屋も暑い。
クーラーでガンガン冷やさなければなりません。


「断熱」がいい家になるとどうなるのかというと、
断熱性能の高い樹脂窓によって、断熱性能の高い断熱材によって、
(断熱材にはグラスウールから天然素材の羊毛を使ったウールブレス、炭化コルクなどさまざまな種類があります。)
外からの熱が遮断されるので、
外が寒くても、家のなかは暖かくなります
外が暑くても、家のなかは涼くなります。
家全体が温度差があまりないため、ヒートショックも起こりません。
これが「断熱」がいい家です。

高気密とセットで考えられることの多い高断熱ですが、
高断熱を表す数値として使われるのが「Ua値」と「Q値」です。
Ua値とは、「外皮平均熱貫流率」のことで、
住宅の内部から床、外壁、屋根や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値のことです。

Q値は「どれくらい熱が逃げにくい家なのか」を示していて、
住宅の断熱性が高ければ高いほど、このQ値の数値は小さくなります。

Ua値、Q値ともに値が小さいほど熱が逃げにくく、
冷暖房の効率がよくて断熱性能が高い家であるといえます。

夏は涼しく、冬は暖かい家をつくるコツとして、
気密の次に、この「断熱」の高い家にするということを気にしてみましょう。

③「換気の良い家にすること」
高断熱・高気密住宅づくりで密接にかかわってくるのが換気です。
換気がいい家は、
風通しがいい家ということです。
風通しが悪いと、
「湿気がこもる」「空気の流れが悪い」「洗濯物が乾きにくい」「夏に暑い」などの
デメリットが発生してしまいます。
いくら日当たりがよくても、居心地はあまりよく感じられないですよね。
では、窓をたくさん設置すれば風通しは良くなるのでしょうか?
実は、そうとも言い切れないのです。
風通しの良い家にするためには、
風の特性や空気の流れを知ることも大切です。
「風通し」と聞くと窓から室内に入り込む自然の風をイメージしがちですが、
住宅密集地やマンションなどでは窓の数が少ない、
あるいは窓の位置が限られている間取りも数多くあります。
換気扇を設置することで、少ない窓でも空気が循環して流れが良くなるのです。

また、
換気をすることで、
シックハウス対策や二酸化炭素の排出、
結露の被害を防ぐことにつながってきます。

最近では特に、
冬に流行するインフルエンザなどの感染症や、
新型コロナウイルスの感染予防策として、
換気の重要性が増しています。

室内の空気を清潔に保つためには、
古い空気を新鮮な空気に入れかえられる、
効率的な換気が必要になってきます。

一番簡単な換気方法は窓を開けることですが、
冬はなるべく窓を開けずに室温や湿度を維持しながら換気をおこないたいものです。

エコフィールドで採用しているAir断工法は、
家の各部屋ごとにファンが設置され、気温や湿度などをAIが感知し開閉を行うことで、
家の中に新鮮な空気を取り込み、
空気を入れ替えてくれる換気システムを取り入れています。
アレルギー体質の方や花粉症の方などにとっては
快適に過ごせる家づくりになると思いますので、
エコフィールドのAir断工法を取り入れてみてることをおすすめします。


④「快適な間取りにすること」
最後に間取りの話です。
この間取りで快適な家になるかどうかが変わるので、
しっかりとおさえておきましょう。

高気密で高断熱、しかも風通しのいい家で
間取りが悪いと台無しになってしまいます。
高気密、高断熱の家の間取りを考える時の間取りは、
仕切りの多い間取りよりも、天井が高く広がりのある間取りがいいです。
仕切るというのは、
仕切った向こう側は寒い部屋という前提があるからこそ行われる行為になります。
家のどの場所も暖かく心地いいのであれば、
家の中の仕切りは暑さ寒さを分けるものではなく、
視線を分けたり音を分けたりする用途だけに使えば良い物となります。

快適な間取りにする1つの方法として
吹抜けがあると特にいいでしょう。
解放感と快適感を同時に感じられる吹き抜けは高気密高断熱にはぴったりです。
ただし、
気密の悪い、断熱の悪い家で吹抜けをすると逆効果になってしまうので、ご注意ください。

また、シーリングファンを付けるということもおススメです。
シーリングファンは回り方によって
空気を上に上げたり、反対に空気を下に落とすことができます。
夏と冬などの季節で、
風を起したいのか空気をかき混ぜたいのかによって
賢い使い方を調整するとより効果的です。
換気の話にもつながりますが、
家の中の空気は停滞させるのではなく、
空気を循環させ、入れ替えて新鮮な空気が家の中に多くある状態にすることで、
快適な住空間になりますので、シーリングファンおススメです。

また、向きについての話ですが、
全部屋南向き信仰とも呼べる間取りの作り方が日本には存在します。
特に2階の間取りを考える際によくやってしまいがちなのですが、
全ての部屋を南に向けようとすると、
勿体ない事になりがちです。
高気密で高断熱の家にしてしまえば、
どこに部屋を配置しても、夏にジメジメするとか、冬に寒いとか、そういうことはなくなります。
ですので、
限られたスペースを最も有効利用できるような間取りを自由に考える事が出来るようになります。

寒い地域でも暖かく過ごせる、家づくりのポイントを4つご紹介しました。

  1. 「気密の高い家にすること」
  2. 「断熱の高い家にすること」
  3. 「換気の良い家にすること」
  4. 「快適な間取りにすること」

これらのことを頭に入れながら、これからの家づくりにお役に立てたら幸いです。

一見大変そうで難しそうに見えますが、
エコフィールドでは、
分かりやすく説明してくれるスタッフがおりますので、
ご安心ください。
気になることがあれば遠慮なくご相談もしてくださいね!
お待ちしております。

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