とてもユニークな名前のクリニックですね

約23年間、御殿場市で歯科医院を開業していました。区画整理の都合でクリニックを移転することなり、せっかくだから、長年勉強してきた自然派歯科治療や食育、健康づくりの情報を、地域の皆さんに発信できる場を作ろうと思ったんです。そこで、クリニックとコミュニケーションスペースがひとつになった建物を…と、じっくりプランを練りました。以前から自然素材に魅力を感じており、特に心身の健康面にもたらす効果に注目していたので、自然素材の家づくりを得意とする工務店を探していく中で、知人からエコフィールドさんを紹介していただきました。『土と光ともりの歯医者さん』という名前は、新しい建物で新たなスタートという想いを込めてつけました。大地と太陽の恵み、それに「登守」の「もり」と、豊かな森の意味を兼ねています。「優しさやあたたかみがあっていいね」と、患者さんたちにも好評です。

エコフィールドを新築のパートナーに選ばれた決め手は?

知人から紹介された後、『esora』で開催された音楽ライブに行ったんです。工務店の業務だけではなく、イベントやカルチャー講座など暮らしを楽しむためのいろんな活動、提案をされているエコフィールドさんならば、私の目指すものを理解してくれるのではないかと思いました。また、新月伐採の木をどうしても使いたかったので、それが可能だということでお願いすることにしました。強矢社長をはじめ、スタッフの皆さんも親身になって相談に乗って下さり、とても満足のいく建物ができました。

建物で特にこだわったのはどんな部分ですか?

すべてにこだわった…と言うほうがいいかもしれません。外観は白い壁とブルーの瓦で爽やかな雰囲気にまとめました。間取りは自分で設計し、診察室とコミュニティスペースを吹き抜けの広い玄関スペースでつなぐようにしています。庭と一体化できるようにヴッドデッキも広々と作りました。床や建具の素材は、腐りにくく、空気を浄化するといわれている新月伐採のヒノキを中心に、すべて無垢材を使いました。診察室は炎症を抑える効果のあるヒノキ、キッチンは食品の腐敗を抑える働きがあるアカマツ…と、それぞれの空間に合わせて木を使い分けています。壁は漆喰で、調湿効果と優しい手触りが気に入っています。薪ストーブは、ワイルドになりすぎないように曲線がきれいなデザインものにしました。診察室は医療機材が多いのでどうしても冷たいイメージなりがちですが、自然素材をふんだんに使うことで雰囲気が柔らかくなり、患者さんもゆったりした気持ちで治療にいらして下さっています。

夢や想いを込めたこのスペースを、どんなふうに育てていきたいとお考えですか?

先にも述べたように、以前から歯科医療だけではなく、自然派治療の一環として食育や健康づくり全般に興味があり、様々な勉強を続けてきました。これからは、ここを拠点にそういった情報の発信や交流、啓蒙活動を実践していこうと考えています。今までは講座や勉強会のために会議室などを借りていたのですが、自分の夢や想いを込めたスペースが形になったので、私の歯科医療や健康づくりに対する考え方をより伝えやすくなりました。今後は、地域の方々が、特に歯科治療の予定がなくても気軽に立ち寄ることができる場、みんなで集える場に育てていきたいです。

※土と光ともりの歯医者さん 院長 登守京子先生 談 /取材・文 増渕礼子

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